The Road to Next Gen Ludens

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(全文日本語訳) PS5: "DualSense(デュアルセンス)はDualShockから「指数関数的に向上」する" Tequila Worksは語る

PS5: "DualSense(デュアルセンス)はDualShockから「指数関数的に向上」する" Tequila Worksは語る

セルヒオ・C・ゴンサレス (Sergio C. González) @Sergio5Glez
2020年4月21日 11:45 CEST(中央ヨーロッパ夏時間)

(編者注:本文中、太字で強調されている箇所は元記事に従った)

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ここ何週間かのリモート(遠隔)作業に慣れてきたマドリッドのスタジオは、ソニーのリモート(コントローラー)がもたらす可能性に待ち焦がれている。

Tequila Works(テキーラ・ワークス)。『RiME』『The Sexy Brutale』また『GYLT』の作り手は、最初のGoogle Stadia独占の偉大な新プロジェクトに没頭している。

3月に、スペインでコロナウイルスのために非常事態宣言がなされてからは、マドリッドのスタジオは仕事の進め方を別の方法論に適応させるしかなかった。

同社CEOのラウル・ルビオ(Raúl Rubio)は、テレワークへの適応についてMeriStationに語った。それはすぐにお伝えするとして、しかしソニーの次世代コントローラーである、PS5の新型コントローラーDualSenseの可能性について話す時間も取ることができた。

 

より没入感のある体験: PS5 コントローラーの可能性

「非常に面白いアイデアですが、何よりも、テクノロジーの本当に上手い応用です」

まず、DualSenseが提供する機能の斬新さについて語り始めた。

Stadiaのようなビデオゲームとコントローラーの連動を実現しようと、新機能を実装する段になってみると、従来のコントローラでは大胆にできないのだとルビオは嘆きはじめた。DualSenseを使って状況が逆転し、もっと感覚的な体験が得られることを期待しているという。

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「おかしなことに、全部のプラットフォームでプレイしないといけないんです。マウスとPC、Nintendo Switch、Stadiaはタブレットか、手近にあったものでね。

そこで懐かしいものが出てきたんです。Switchでプレイすると、バカげてると思うかもしれないけど、HD振動がすごく際立つんですよ。基本的に感度レベルで言ったら、最新型メルセデスとトラクターに乗ってるような違いなんですが(編者注:DualSenseとSwitch)任天堂は技術を取り込んで、ひっくり返して面白くする専門家ですね。いないと寂しくなる。

例えば(DualSenseのマイクと)一体型のスピーカーは、全てが文脈的に意味のあるゲーム内のアクションを作るのに、たくさんの可能性を与えてくれます。誰かが電話をかけてきた、という風にね。これらは没入感を高めてくれるディテールなんです」

ここ数年ソニーが、伝統的なDualShockへ大胆な動きを見せていることに喜んでいる、と彼は付け加えた。

 

ソニーはちょっと大胆になって、Shareボタンの機能をもう少し入念なものにするようだ」

 

ライトバーの位置を変えたことは、Tequila Worksのリーダーにとっても、まさに利便性の点で意味があることだ。

「確かにライトバー自体は、もともとカメラを使ってコントローラーをトラッキング(位置追跡)するために作られたのは事実です。

でも今では、人々がTVのすぐ近くでコントローラーを使いプレイするので、画面にプレイヤーが映り込んでしまうことに気付き、それで動かされたそうです。

バーがタッチパッドの周囲を回って前から見てもわかるようになったのは、ただエルゴノミクス(人間工学)に基づいたディテールにすぎませんが、他にも多くの利点があります」

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『GYLT』 Google Stadia 独占タイトルであり、Tequila Works 最新の、素晴らしいプロジェクト

バイオメトリック・データ(生体情報)を用いたハプティック・フィードバックとその可能性

そして、PlayStation 5のコントローラーについて公表されてきたものの中で、ルビオが最も興味を持ったのがハプティック(触力覚)・フィードバックだ。

「ハプティック・フィードバックは受動的な意味だけでなく、目に見えるものです。プレイヤーからバイオメトリックデータを取得して、プレイヤーの感じている気持ちがわかったら、どうでしょう?それは私たちがStadiaでやり始めたものに近い体験です」

 

ゲーム開発者としての彼の視点から見ると、指紋認証からはじまって、画面に表示されたものを感じとることができるようになることまで、その可能性は多岐にわたる。手の形状、最近のApple Watchで導入されたような特別な振動シミュレーション...…

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Create(クリエイト)ボタンと「一方通行」な体験の終焉

「こういった小さなイノベーションや調整によって、コントローラーは指数関数的に、より優れたものになります。エルゴノミクスとか、多かれ少なかれ皆さんが好みそうなことにはもう興味がありません」と、現行のPS4コントローラーであるDualShockに関連して彼は付け加えた。Xbox Series Xのコントローラーに関しては、既に上手く機能したものの進化形であり、よりダイレクトな思考であり、それほど多くの特殊性はないと彼は考えている。

 

「例えばXbox ワイヤレスコントローラーと比較すると、私がこれを使うのはドライバーの問題で便宜的に使えるためで、機能をし、シンプルだからです。伝統的なコントローラーですが、重量の配分とボタンの感度が素晴らしい。これは、より保守的なアプローチです。開発者として私は、彼らがコンポーネントの標準化をさらに追い求め、ギミックを忘れていることを理解しています……Microsoftのコントローラーは機能し、完璧に動作します。PCでできることは全て、Xbox Series Xでもできる。そう考えると、Xboxコントローラーはより進化していると言えますね」と彼は言う。

PlayStation 5については、

ソニーはもうちょっと大胆で、ゲーム体験を共有することだけを基本とした、一方通行的なプロセスだったShareボタンの機能を、もう少し入念なものにするようです。

実は、『Create』ボタンを使ってもう少しアクティブに、何かができます。まあ、これくらいにしておきましょう」と、今どこまで話せるか意識しつつ、彼は笑う。

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ソニーによれば、「Create」ボタンを押すことで「今までなかった方法でゲームコンテンツを作成できるようになる」という

PlayStation 5とXbox Series X、現行機よりはるかに優れたハードウェア

ルビオは、PS5とXbox Series Xの両方が「ハードウェアはとてもよく似ている」としながらも、

ハードウェア機能の飛躍的な向上は、前の世代に比べて指数関数的と言えます。現行世代は世界経済危機の結果だ、と私たちはよく冗談を言っていました。PS3Xbox360で湯水のように金を使ったので、次の世代では全てが桁違いに封じ込められたんです。省電力で動作するよう設計されたGPUを積んで...…

次の世代では、両者ともバッテリーを充電したかのように、CPU、GPU、バス伝送、速度のレベルで本当にすごいことになっています」と強調し、2020年のクリスマスに発売される家庭用ゲーム機は、何年も使い続けられるための準備が万端であることを確信している。

 

Tequila Worksは、ほぼ完成している新しいプロジェクトの1つを、数日中に明らかにする予定だ。

 

〈元記事〉 ※MeriStation:スペイン語圏の有名なビデオゲームポータルサイト