【2月13日追記】PSVR2とGT7のハンズオン体験動画を分析
【2月13日追記】
ポリフォニーから、PSVR2対応の無料アップデート配信日が2月21日(火)と発表がありました。
PSVR2発売の前日ですね。
【追記ここまで】
早いもので、発売日と価格が発表され予約も開始し、いよいよ今月2月22日のリリースとなったPSVR2。
ローンチタイトルのリストがPSBlogに掲載されたりしていたものの、大型イベントなどがないまま発売日を迎えるのかと疑っていると、一部メディアに限定しているようですが、GT7のPSVR2対応アップデートのハンズオンが先月末にひっそり実施されていました。
中でもGTPlanetやIGNといったメディアから3本の動画がアップされ、山内氏のインタビューも一斉に報道されるなど、急に盛り上がりを見せています。
また、他の1本の動画ではPSVR2自体の、おそらく現状で世界一詳しい紹介がされており、今まで不明だった点や新しい知見など、たくさん発見がありました。
これらの動画から興味深い箇所をピックアップしたので、この記事でまとめておきます。
動画は記事最後に貼っておきますので、ぜひ全編視聴してみてください。
まず、1月末のハンズオンに参加したメディアへSIEから提供された実機プレイ映像(2車種)をご紹介。
HUDは最小限に設定されているようだ、とGTPlanet創設者はコメントしています。
■ "GranTurismo 7" VRモード 2/22無償アップデート配信時点の実装内容
①PS5版で実装済みのモード、レース、車種全てに対応(オフライン2プレイヤー対戦を除く)
②「VRショールーム」(ガレージ):多彩なロケーションで450台以上のクルマの内外装を鑑賞できる。8K高解像度でモデリングされた3Dデータが活かされる。
③「VRリプレイ」 :様々な位置のコースサイドで、観客や関係者視点でレースを見ることができる
PSVR2版 #GT7
— fo (@keepitrealVR) 2023年2月3日
VRモード 2/22配信時点の実装
①PS5版で実装済みのモード、レース、車種全てに対応(オフライン2プレイヤー対戦を除く)
②「VRショールーム」(ガレージ):多彩なロケーションで450台以上のクルマの内外装を鑑賞
③VRリプレイ :様々なコースサイドで、観客や関係者視点でレースを見る pic.twitter.com/IBgIz8iiPD
PSVR2でプレイするGT7は、視線トラッキングとフォビエートレンダリング技術を組み合わせることで、
①プレイヤーの「見ているところ」を正確に追跡し
②中心視野は高解像度に描画し
③視野の外側にいくに従い低解像度で描画する
④プレイヤーは全く気付かないまま、PS5のマシンパワーを最も効率的に使える
↓これはイメージ画ですが、注視しているであろうところと、そうでない矢印の箇所などの荒いレンダリングがわかりやすく表現されています。
ここからはPSVR2自体のレビュー。
PSVR2とPS5を繋ぐUSB Type-Cケーブルは柔らかく、取り回しも良好の模様です。
面白いことに、ヘッドセットから伸びているケーブルは脱着できない構造に見えますが、線を辿るとヘッドバンドのクッション内側を通りスコープ部に至っており、そこでプラグ形状で接続されていました。
保証外でしょうが、OLEDパネルやレンズ、センサーや制御チップ等が収まっているスコープ部と、意外にあっさりと脱着できそうです。
このUSB Type-Cケーブル1本でPS5と接続が完結するため、初代と比べ物にならない簡易さです。
そのケーブル長は約4.5メートル。十分な長さですが、3つのプレイスタイルのうち、最も動き回るであろうルームスケールを選択した場合に大きく動いたり、または接続したPS5から離れた場所でプレイする場合など、PS5が引っ張られて倒してしまうことのないよう注意が必要かもしれません。
そこでレビュアー氏は更に延長ケーブルを用意して、1m、2mと伸ばしてみたが問題なくプレイできた、とのこと。
天井にケーブルを吊ってプレイするスタイルもよく見られましたが、そこまでせずとも延長するだけで大丈夫のようです。
眼鏡。
初代と同様、メガネ着用のままでOK
視線トラッキングも問題なし。
「シースルービュー機能」
ヘッドセットの外部カメラはポジショントラッキングだけに使われるのではなく、周囲のリアル環境をパススルーしてVRパネルにビデオとして映し、目視するためにも活かされます。
白黒表示ではありますが、スケール感や画角など、なかなか見やすいのではないでしょうか。
物を投げられても把握できていますし。
ヘッドセットの外部カメラにより、プレイ環境の3Dマッピングが行われます
プレイエリアを範囲内でPSVR2 Senseコントローラーを使って自由に調節(オレンジは超過分)します。
フロア高や身長の設定もありました。
最後の蜘蛛の糸のような白い線の囲いは、プレイエリア設定後に現れる3Dのプレイエリアの境界です。
安全のため、ここを出ると警告が表示されます。
〈引用元動画〉
PSVR2 ハンズオンレビュー
GT7 + PSVR2 ①
GT7 + PSVR2 ②
GT7 + PSVR2 ③
【2月10日追記】 引用元であるYoutuberのPSVR2レビュー動画が権利者削除されました。
世界最速の詳細なPSVR2実機レビューだったので、本記事でもたくさん紹介しました。
ある開発スタジオがまる2日間、彼にPSVR2を使わせてこの動画にまとめられたのですが、本来、SIEが発送したオフィシャルな「PSVR2レビューキット」がメディアやインフルエンサーのもとに届いたのは、日本時間で2月8日以降のことです。
要するに開発スタジオは勝手に開発機を貸し出したこと、加えて結果として情報解禁日の約定を破ってしまったために削除されたというわけです。
ところで、レビューキットを受け取ったメディア関係者・インフルエンサーのツイートを読んでいると、ごく数名なのですが「驚く内容がある」と、どうやら未発表タイトルが複数含まれていることを示唆しているようです。
ローンチまで2週間を切り時間もありませんが、情報解禁日には初見の情報が多く期待できそうです。ローンチタイトルが更に増えるのかは不明です。