"Head Master" 「ヘッドマスター」 PlayStation VR 個人的に注目のゲームタイトル

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http://headmastergame.com/

wired.jp

このゲームでプレイヤーのやることといえば、ゴールのあちこちにある得点ボードに、自分の頭でサッカーボールを入れることだけです。

このプロットを読んで、誰が「これは面白いゲームだ!」と期待できるでしょうか。どう見ても、アイデア勝負の、VRゲーム開発初期に(いや、未だに)そこらじゅうで見られた安っぽく、質のよくない、視点がグラグラするような、ただのミニゲームに見えます。

ですが、VRゲームの世界では、一味もふた味もちがっているようなのです。

プレイアブルデモを体験した人物のレポートを引用してみましょう。

「…VRの世界の照明はセンセーショナルでした。私は、サッカー場に立っていました。彼らが照明を切ると、暗くなっていきました。

私が見上げると、さっきまでスポットライトのために見ることができなかった、夜空の星が見えました。それは私のVR体験にとって、小さいけれども素晴らしい実証となりました。

誰もいないフィールドに立っている私に、PSVRブースの担当者が話しかけていた時も、奇妙に感じたものです。それは本当に、私のそばで、幽霊が話していたように感じたのです。

全体として言えることは、この通り、私の想像力は全開になっているのだから、フリスビーや野球、テニスといった他のスポーツ・ゲームも、きっととても楽しめるだろう、ということです」

プレイヤーの動きをそのまま写して、まるで実際にサッカーボールをヘディングしているかのように感じさせる――。文字にすると本当に大したことはないミニゲームですね。しかしここに、よく作り込まれたVR体験の特徴が出ていると思います。

トレーラーを見るとわかるように、どうやら夜のシーンがゲームの舞台のようです。場内を照らすライトが眩く光り、その向こうにはちゃんと夜空が広がっているのがわかります。ゴールポストの脇には電光掲示板がなにやらスコアを表示していて、アナウンスの声が響いて何かを喋っている。機械の駆動音がして、ボールがこちらに飛んでくる。このように、音響・映像がプレイヤーの動作とシンクロして表現される時、知らず知らずの内に人間は、ゲームの中へと没入していくのです。制作者はインタビューでこう言っています。

「どうやったら“単純な操作”で“充実した体験”をもたらせるのかを考え尽くした私は、ヘディングを中心にしたサッカーゲームにたどり着き、ひとつの世界を包み込めるだけの、“十分な深み”があると確信した」

"ヘディング"という行為は、たぶん世界中で多くの人が、説明抜きで理解できる操作方法ではないでしょうか。この世界一わかりやすいコントローラーと、注意深く作られたVRのステージセットにより、"頭をいためることなく、安全に"ヘディングの遊びが出来るようになるかもしれません。

このゲームは、PlayStationVRローンチタイトルの予定です。

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