PlayStation VR 判明している仕様

PlayStation VR 判明している仕様

正式発表された仕様とあわせてご覧下さい。また、新たに判明した新機能等はで追記しました。更に別記事にまとめたいと思います。

http://www.scei.co.jp/corporate/release/2016/160316.html

1.名称:PlayStation®VR(プレイステーション ヴィーアール)←ブイアール、ではない

2.構成:プロセッサーユニット、VRヘッドセット(及び付随するインラインリモートコントローラー)

3.ディスプレイ方式:OLED(RGB配列 有機EL)

4.ディスプレイサイズ:5.7インチ

5.ディスプレイ解像度:1920×1080(片目960×1080)、約386ppi

6.リフレッシュレート:120Hz、90Hz

7.水平視野角:約100度

8.応答速度:18ms未満

(入力があってからPS4が処理しディスプレイに描画されるまでの時間)

9.搭載センサー:加速度センサー、ジャイロセンサー

10.接続I/F:PU[HDMI + USB(PS4への接続)、HDMI(TVへの接続)]、インラインリモコン[3.5mmヘッドフォンジャック]

11.機能:3Dオーディオ(バイノーラル・全天全周立体音響)、ソーシャルスクリーン、内蔵マイク、リモコン(イヤホンジャック・電源・ボリューム)、シネマティックモード(3月15日、正式発表により追加機能が判明しました。一言でいうと、非VRのPS4のコンテンツ全般をVRヘッドセットを装着したまま利用できるモードです。ゲーム、配信動画、nanseによるテレビ番組、ブルーレイディスクの映画、360度動画、USBメモリの中の写真や動画などをカバーします。尚、シネマティックモード搭載に伴い、メディアプレイヤーもバージョンアップします)

12.トラッキング仕様:”VrTracker”libで全デバイスの3D位置、回転を取得する。

 ヘッドセット:1000Hz精度

 PlayStation Cameraによる検出:約3メートル範囲

 DoF:6軸自由度(6 Degree of Freedom,6DoF。左右回転、時計回り/反時計回り回転、上下回転、左右移動、前後移動、上下移動)。

 [Moveコントローラー/DS4コントローラー:ジャイロ/加速度センサー(3軸自由度:3DoF 左右回転、時計回り/反時計回り回転、上下回転) + PlayStation Camera(3軸自由度:カラーLEDの可視光を二眼カメラによるステレオ画像で認識し、左右・前後・上下の移動を検出)]

  対応周辺機器:DualShock 4 Wireless Controller、PlayStation Move モーションコントローラ、PlayStation Move ナビゲーションコントローラ(トラッキング無し)

13.光学系:非フレネルレンズ + 調整フィルタフィルム(光拡散フィルム?)

14.IPD調整機構:なしセンサーによる自動測定機構・調整レンダリング(以下の発表がありました。基本的には、IPDについては人間の平均値を中心に設定されており、ゆとりのある光学系によってそのまま対応できる。これに加え、IPD値をPSID毎に登録できるようにし(紐付けされる)、そのIPD値がデベロッパーに提供されるSDKによって読み込まれ、自動的に各コンテンツ上に反映される。手法としてはレンダリングを調整することによって、IPD値によるより正確な調整、また大きく標準値を外れているプレイヤーへの対応が可能になる、ということです。肝心の自動測定機構の詳細は明かされませんでした。かねてより予測していた通りなら、センサーとカメラを利用し、HMDの移動距離と合せて計算するHMD完結型が可能ですが、より簡単な通常モニター環境でPSカメラの画像認識を利用したソフトウェアかもしれません)

15.フォーカス調整機構:バイザー(スコープ部)を手動で前後スライド

16.スコープ部内側サイズ:大型フレーム眼鏡着用時も対応する内側空間

17.装着調整機構:シングルバンド後部の調整ダイヤルで引き締め/緩和、同じく後部のスライドボタンで前後スライド、装着センサーによるディスプレイ表示のON/OFF

18.サウンド:3Dサラウンドサウンド(インラインリモコンのヘッドフォンジャックに任意のステレオヘッドフォン/イヤフォンを挿して使用。HRTFサラウンドヘッドフォンの使用は不可)

19.安全機構:スコープ部前後スライド機構、"プレイエリア"設定 - HMD表示による障害物回避・転倒防止など

20.サイズ:約187x185x277mm (ヘッドバンド最短時)

21.重量:610グラム(ケーブル含まず) 不明

22.ケーブル長:合計4.4メートル3メートル(開発段階では約5メートル GDCでのインタビューでDr.リチャード・マークスが"私が最後にチェックした時には、ケーブルのデザインは5メートルでした"と発言しましたが、伊藤雅康EVPは合計4.4メートルと明言しました)

23.プラットフォーム:PlayStation 4

※2015年以降のディスプレイではSDEやピクセル感が相当軽減されていて、光拡散フィルムでの処理が考えられる。

 

HMDタイプ:バイザー型(スコープ部+ヘッドパッド+シングルバンド)

HMD可動部

http://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/741/141/yo_10.jpg

https://i.imgur.com/0oC6MOP.jpg

スライド動作を確認できる動画

https://youtu.be/jCEHiWlqliM?t=1m25s

スコープ部の可動による快適性の確保

https://pbs.twimg.com/media/CaeFijoW8AEGmth.jpg

◆装着センサーによるディスプレイ表示のON/OFF

拡大光学レンズ上部中央に見えるのが装着センサー(近接センサー) ※額との距離を測定し、リアルタイムで着脱状況を把握できる。

f:id:keepitreal:20160309164001g:plain

※上部ライトシールド中央の欠けが縮小されている(2015年12月あたりには既に一枚目の写真のように狭まっていた)

http://i.imgur.com/IvHy0lX.jpg

http://livedoor.blogimg.jp/notharurun/imgs/d/f/df1fccbc.jpg

http://i.imgur.com/diYki4t.jpg

http://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/741/141/yo_15.jpg

内蔵マイク(HMD左方下部)

http://i.imgur.com/GoTfpuJ.jpg

http://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/741/141/yo_14.jpg

http://p2.bahamut.com.tw/M/2KU/28/0001207628.JPG

・オンライン上のユーザーとボイスチャットコミュニケーションが可能

・THE PLAYROOM VR ではHMD使用者の声を加工してモニター出力が可能

 

【プロセッサーユニット仕様】

サイズ:約143x36x143mm 140x35x140mm (参考:PS4 275x305x35mm)

構成:イメージプロセッサ、デジタルサウンドプロセッサ(バイノーラル3Dサウンド)

前面:HMDとの接続端子×2 ※端子の先で一本に統合され、HMD部へと延びる

背面:HDMI×2(PS4、TV)、MicroB USB×1(PS4)、電源入力

インラインリモコン部:電源・ボリューム・マイクコントロールスイッチ、ヘッドホンジャック

電源ユニット:12V3A、冷却ファン

http://www.eurogamer.net/articles/digitalfoundry-2015-playstation-vr-external-processor-revealed

PUの背面 左からTV用とPS4用のHDMI端子、MicroB USB、電源入力、ファン。右上のHMDにはマイクが見える。(PS4接続用のケーブル長は2016年2月現在で約1メートル)

https://pbs.twimg.com/media/CZz_94bWkAAM6lJ.jpg:orig

※下部にFCC, VCCI, CEなど各種認証マークも既に入っている

PU前面 HMDと接続 (2016年2月現在で確認できるケーブル長は約3メートル)

https://pbs.twimg.com/media/CZz_95-WkAA43QH.jpg:orig

PS4+PSVRのセット インラインリモコンはイヤホンジャック・電源・ボリューム・内蔵マイク操作など

https://pbs.twimg.com/media/CZz_93nWQAAY9WC.jpg:orighttps://pbs.twimg.com/media/CVfa8N4XIAAnxU7.jpg:orig

※ヘッドホン、イヤホンはインラインリモコンのジャックに挿す

http://img-2.gizmag.com/playstation-vr-hands-on-3.jpg?auto=format&fit=max&h=670&q=60&w=930&s=9292ed7f38e5b68b3c5c82730997aff9

http://static.ettoday.net/images/1577/e1577848.jpg

※ケーブルの接続状況:PU前面から出た2本のケーブルが10cm程度で1本にまとまり、ヘッドセット手前1メートル超の箇所でジャンクションボックスにより2系統に分離、それがまた1本に圧着されてHMDと接続される。電源用とデータ用と思われる。

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◆ソーシャルスクリーン

ミラーモード(デフォルト):PS4から送られてきた(VRHMD内で見えているものと同じ)サイドバイサイド映像の単眼分を、PUのイメージプロセッサーで上下左右クロップし、アスペクト比16:9でテレビに出力する。

(左がHMD、右がテレビ。周囲の人間も疲れ無しに普通のゲーム画面同様に鑑賞できる)

http://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/741/141/yo_20.jpg

セパレートモード:VR映像とはまったく別の映像を映し出す。詳細は以下。

www.youtube.com

http://game.watch.impress.co.jp/img/gmw/docs/741/141/yo_21.jpg

PlayStation VR 独自のセパレートモードのワークフロー:

PS4はPSVRへHDMI経由で映像を出力するが、同時にテレビ用の別視点の映像をレンダリングし、PS4側のAPUに統合されたH.264エンコーダでMPEG-4ビデオストリーム化した上で、PSVRのPUへとUSB経由で伝送。ストリームデータを受け取ったPUがデコードしてテレビ等へHDMI出力する。

サウンドにおいても、新たに2chサウンドを出力してテレビに流している。

結果、テレビ等の映像は、実際には1080p/60fpsではなく720p/30fpsでレンダリングされている。これはエンコード/デコードのそれぞれのレイテンシを低減するチューニングを考慮して決定されたものという。

そもそもPSVRのソーシャルスクリーン機能のセパレートモードは、PS4の仕様がfix後、"The PlayRoom VR"開発者からマルチプレイ可能なアイデアとしてMorpheus開発チームに知見がフィードバックされた結果、実装されたものであった。コードネーム・Project Morpheusの期間においては、外部には実装は未決定事項とアナウンスしていた。

※当然、PS4のH.264エンコーダを使用するシェア機能と競合するためどちらかの排他的利用となるが、ブロードキャスト機能は従来通り利用できる。つまり、PS4の基本機能である常時録画はPSVR利用時はオミットされる。

 

◆3Dサラウンドサウンド

http://i.imgur.com/lHy3iSE.jpgSCEのインパルス測定

【バイノーラル3Dサウンド・ステレオヘッドホン使用による立体音響】

・SENSE OF PRESENCE(実存感/実在感)の実現に重要な役割を果たすSCE内製3Dオーディオシステム【オブジェクトベースを強調】

・全天全周のインパルス応答測定を基にHRTFを求め、データベース化

・実際のソフトウェア動作中に、出力されるゲームの音源とこれらとの畳み込み演算によって音像の定位情報が付与、バイノーラルサウンドが出力される

・開発者側の音響処理操作は各ミドルウェアベンダーから提供されるSDKを使用する

◆AudioKinetic社製ミドルウェア Wwise-VR 他2社提供のSDKを使用

https://www.audiokinetic.com/products/wwise-vr/

◆「一般的なHRTFを使用」と発言

http://vrfocus.com/archives/15482/project-morpheus-hrtf/

http://ameblo.jp/seek202/entry-12030770370.html

Project Morpheusは"一般的な"HRTF(Head-Related Transfer Function:頭部伝達関数)を用いていることを示唆した。今週末にデンマークコペンハーゲンで開催されたShayla Game VRジャムの 『VRにおける3次元音響』での講演において、UnityのWayne Johnson氏が語ったもの。以前にSCEは、Morpheusの開発キットにバイノーラルオーディオが使われていることのみを明かにしていた。

Oculus Riftでは、HRTFがこのハードのヘッドトラック技術と連携してユーザの頭部の位置を算出し、ユーザの耳に入るサウンドにどのような影響を与えるかを計算している。

このためOculusVRは「真の3Dオーディオスペシャリゼーション」だと言われているのだが、Project Morpheusも同じ地位を与えられることになるかもしれない。

 

◆シネマティックモード⇔VRモード (別掲)

◆"プレイエリア"の設定 (別掲)

◆開発者モードの諸機能(別掲)

 

◆2015年11月13日、製品デザインが国際登録されたことが公表された

http://www.4gamer.net/games/251/G025118/20151127090/

www.meti.go.jp

 

接続イメージ:

ラッキング情報PSVR←USB相互→PS4

映像伝送 PSVR←HDMI←PS4

 

イヤホン←HMDリモコン部←立体音響←USB-PU←定位情報/サウンド←USB-PS4

HMD←120/90fps←Temporal Reprojection(時間再射影)←PU←1080p、120/90/60fps映像←HDMI-PS4

 

◆参考

【PS4背面の入出力端子】

f:id:keepitreal:20160312010754j:plain

上段左から、DIGITAL OUT、光デジタル出力端子

HDMI出力インターフェース

LANインターフェース

AUX、外部端末接続インターフェース

下段は電源

 

PlayStation Camera 仕様】

http://ps4navi.com/wp-content/uploads/2013/11/2-560x133.png

http://ps4navi.com/wp-content/uploads/2013/11/3-560x126.png

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http://ps4navi.com/wp-content/uploads/2013/11/5-560x124.png

外形寸法:約186mm x 27mm x 27mm(幅 x 高さ x 奥行き)

質量:約183g

動画ピクセル:(最大)1280 x 800ピクセル x 2

動画フレームレート:1280x800ピクセル時 60fps、640x400ピクセル時 120fps、320x192ピクセル時 240fps

動画フォーマット:RAW、YUV(非圧縮)

レンズ:デュアルレンズ、F値/F2.0 固定焦点

撮影距離:30cm〜∞

撮影範囲:85°

マイクロホン:4チャンネルアレイ式マイクロホン

接続端子:PS4専用端子(AUX端子)

ケーブル長:約2m

 

PlayStation Move モーションコントローラー仕様】

3軸ジャイロセンサー、3軸加速度センサー、3軸地磁気センサー、Bluetooth接続、リチウムイオン二次電池、振動機能、スフィア発光色変更機能

https://ja.wikipedia.org/wiki/PlayStation_Move

分解図

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20121015/245698/sono4-zu1.jpg

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20121015/245697/

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20121015/245698/

http://www.ps3wiki.net/index.php?PlayStation%20Move

 

◆その他

http://www.roadtovr.com/epics-showdown-demo-runs-at-60-fps-on-morpheus-after-ue4-optimizations-for-ps4/

EpicがOculusRift CB用に作ったデモ"Showdown"がモーフィアス+PS4で60fpsで動作するようになった

・そのために専用に最適化したUE4を使った

・60fpsを非同期実行の再投影技術(asynchronous/Temporal Reprojection)で完璧な120fpsとしてモーフィアスに出力している(SCEの正式呼称はTemporal Reprojection: 時間干渉性再射影)

元のデモはnvidia GTX980で90fpsで動作していた

・モーフィアスと他のVRヘッドセットでクロスプラットフォームを望んでいたデベロッパーには朗報だろう

 

◆仕様全般について詳細な講演

Embrace Virtual Reality with Sony PlayStation VR  MIGS15 2015/11/25

www.youtube.com

 

◆トラッキング範囲の比較

2016/02時点での各VRHMDと周辺機器の仕様を元に、トラッキング可能な範囲を視覚的に表したもの。

imgur.com

(部屋はすべて15フィート四方、天井まで3メートルとし、円柱は180センチメートルの人間を表している)

PlayStation VR (PS Camera 画像認識によるトラッキング)

http://i.imgur.com/VGxCfMG.png

http://i.imgur.com/JyWElaX.pnghttp://i.imgur.com/Zi2oDpp.png

http://i.imgur.com/RAYFq3j.png